「歌詞解説」などと仰々しく銘打って始めたインドジンコラム。
気付けば前回の記事から3ヶ月も経ってしまっていたのであった。時、なかなか素 早いね。
原因は以下の三つ。
①下手な事を言えないので書けない
②文章を書くスピードが遅い
③よく考えたら解説出来るほど研究していない
①が記事を作れなかった原因の半分以上を占めていると思う。
そもそも僕は文章以前に、人との会話でも言葉を伝えるのに考え過ぎて時間がか かってしまうタイプなので、何度も読み返すことの出来てしまう文章となると「この言い方、合ってらっしゃる?」「これだと誤解を招くんじゃない??」「そもそも読み物として面白くないんじゃなくって???」
と、内なる姑が文章の粗探しをおっぱじめてしまう。見えないお義母さん、イマジナリーお義母さん、仮想敵お義母さんの存在に怯えてより完璧を求めようと焦り、悩み、その結果書けなくなってしまう。(向いてない)
②は①によって引き起こされているというのもあるけれど、どちらかと言えば集中力がない。
今もこの文章をスマホでポチポチしながら書いているのだけれど、正直言うと20文字書いてはTwitterを開いている。
僕がフォローしている方々は基本的にみんな有益な情報や中身のないおふざけツイートをしてくれるので色々と助かっている。加えて最近ではいつの間にか『おすすめ』といったタイムラインが追加され、当初はしゃらくせえなんて思っていたけれどアレがなかなかどうして色々な人の面白ツイートを集めてくれていて意外と捗 (中略)
その結果書けなくなってしまう。(向いてない)
③に関しては、完全に見切り発車である。
僕は歌詞を読む事が好きだし、心を打たれた言葉やフレーズは幾つもある。前略プロフィールに毎回好きな歌詞の一節を添えてブログをしたためていた気持ち悪い過去だってちゃんと持ってる。みんなと同じだね!
けれど、それをいざ「じゃあ何でそんなに好きなのかみんなに分かるように説明してみよう」となった途端「いやっ…ま、その…好きって言ってもそんなガチ勢の方々には到底及びませぬのでハイ……」
と尻込みをしてしまう。なぜか。
『説明出来るほどは知らないから』
マジでなんで始めたのこの人。
元々歌詞解説は修羅の道の可能性あるなとは思っていたものの、『好き』という気持ちでゴリ推せるんじゃないかと、たかを括っていた。
しかし『作品が好き』と『言語化出来る』は必ずしもイコールではなかった。というか、こと音楽となると言語化する事が困難な場合が多いと、痛感した。
幾ら言葉を重ねても、表現を練磨しても、上澄みを掬い取っているだけのような気がしてくる。的確に伝えようとフォーカスするほど、作品に対する「マジで半端ねえ」という熱みたいなものを取りこぼしてしまっている気がしてしまう。
好きだからこそ言葉に出来なくなってしまうというのはこういう事なのだろう。
『いや、お前まだ記事一つしか書いてないじゃん』
うるさいですよ!
とにかくこうした要因によって「歌詞解説ってムズくね〜〜〜」と鼻をほじっていたら3ヶ月経ってしまったというのが現状である。
けれどこのままでは折角いただいた面白い機会を活かせないし、自分から書きたいとか言っといて記事1本だけってクソダサだし、鼻の穴1センチくらいデカくなった気がするし。
これらの要因を解決するべく、ひとつの結論に辿り着きました。
「言葉になんかしなきゃいい」
ラ〜ラ〜ラ ララ〜ラ〜(cv小田和正)
自分でも何を言ってるのか分からないのですが『何を言ってるのか分からなくて良い』という結論に辿り着きました。だって言葉にできないんだもん。和正が出来ないこと俺が出来るわけないだろ。だよなあ和正!
先日のろせくん(インドジンのオーナー)と飲んだ時、彼は「誰にも読まれないような、ノートの端っこに書いてあるみたいなものを読むのも好きなんですよ」みたいな事を言っていた。(うろ覚え)
はっと思いました。八木に電流が走りました。
そうか、読まれるようなものじゃなくて良いんだ。
だって”のろせくんがそれを読みたいって言ってる”んだし!!!!!(うろ覚え)
完全に言質を取りました。
なので今後インドジンに載せる文章は
「文章になったかもしれないもの」
になる可能性が大なので、とても読めたものではなくなるかもしれません。
最低限作品と作者様に失礼や誤解がないようにという部分は思慮しつつも、かなり大味な文章になる事でしょう。
「やばい」「半端じゃねえ」「プロ過ぎ」「バリヤバ」など偏差値の低い語彙がつらつら並ぶ事になると思うので、かなりつまらなそうな記事だなと書く前から自分でも気付き始めています。
ただ愛とリスペクトは本当にあるので、万が一間違って記事を開いてしまった人「まあ、多分好きって事なんだろうな」くらいの感想を抱いてもらえたら幸いです。
タイトルも変えよう。解説しないわけだし。
そうですね、『いい歌詞夢気分』にします。10秒で思いつきました。今後もこのスピード感を大事にしていきます。
以上、今後の決意表明a.k.a長い言い訳でした。
それではまた。なるべく3ヶ月以内に。
Writing
モリュー
バンド活動ではカホンなどのパーカッションを担当。
「kanamori_yuuichi」としてソロでの活動もしばしば。
「やさしさに包まれたなラジオ」のパーソナリティーの一人。
得意なことは掃除。
苦手なことはどうやらプロフィール文を書く事のよう。
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